グッドデザイン賞受賞

2020年/分譲集合住宅

ザ・タワーズフロンティア札幌

ザ・タワーズフロンティア札幌 外観

ザ・タワーズフロンティア札幌 外観

ザ・タワーズフロンティア札幌 外観

ザ・タワーズフロンティア札幌 外観

ザ・タワーズフロンティア札幌 エントランスホール

ザ・タワーズフロンティア札幌 エントランスホール

コンセプト

「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業 ザ・タワーズフロンティア札幌」は、大和ハウス工業株式会社、住友不動産株式会社、株式会社大京の3社で共同開発しました。「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業」は、34,000m2超の敷地内に、高層ツインタワー分譲マンション「ザ・タワーズフロンティア札幌」や、エネルギーセンター、商業施設、福祉施設、広場、体育館などを集結させた大規模複合再開発事業です。

外観見上げ夜景

主な特徴

  • 天然ガスコージェネレーションや再生可能エネルギーを導入することで、省エネ・低炭素化を実現。
  • 余剰電力「北ガスの電気」(逆潮流)として道内全体で活用し、本地域内における電気・熱効率を向上。
  • 需要カーブが異なる複数建物へ一体供給することで負荷平準化を図り、設備容量や供給設備の効率的な運転により省コスト化を実現。
  • 停電時にも街区の一部に電力、温熱および冷熱を供給することで、本事業全体を強靭化し、災害に強いまちづくりに貢献。
  • 「地区全体の需要予測と最適運転計画」「エネルギーの見える化」「デマンドレスポンス の実施」など、CEMS※によるエネルギーネットワークの最適化を実現。

※地域全体のエネルギーを管理するシステム。「コミュニティ-・エネルギー・マネジメント・システム」の略。

概要図

審査委員の評価

分散型のエネルギー供給における試みとして、秀逸なプロジェクトである。注目すべきは、中心となっているエネルギーセンターからエネルギーを供給する三つの施設のエネルギー利用のピークが異なることを活用した、効率化である。分散型では、単位を小さくするほどこうしたバランスはとりにくくなるはずだが、本プロジェクトでこれをみごとにやり遂げている。今後、三つの施設の一つだけが別の用途に転用されるといったことが起こる時に、この計画がどのように調整可能なのか、興味が湧く。

物件概要

物件名
ザ・タワーズフロンティア札幌
所在地
北海道札幌市中央区北3条東5丁目357、364
交通
地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ」駅徒歩10分
地下鉄東西線「バスセンター前」駅徒歩8分
JR「札幌」駅徒歩14分
敷地面積
7,667.98m2
建築面積
2,348.32m2
延床面積
31,089.92m2
構造・階数
鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 地上21階 地下1階建
事業主
北4東6周辺地区第一種市街地再開発組合
売主
大和ハウス工業株式会社、住友不動産株式会社、株式会社大京
設計・監理
フジタ・北海道日建設計設計共同体、株式会社フジタ札幌支店一級建築士事務所
施工
フジタ・岩田地崎建設・田中組 特定建設工事共同企業体
着工
2017年 4月
竣工
2019年 9月
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