GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン賞受賞
2019年/ 分譲集合住宅
ライオンズ文京茗荷谷

ライオンズ文京茗荷谷 外観

ライオンズ文京茗荷谷 内装

ライオンズ文京茗荷谷 外観

ライオンズ文京茗荷谷 外観

ライオンズ文京茗荷谷 外観

コンセプト
文京茗荷谷の閑静な低層住宅街に位置する集合住宅です。ライトコートを活用し、光と風を取り込み居住環境を向上させる新たな内廊下設計手法、ワイドスパン・ダイレクトウィンドウなど三面接道の開放感を住宅に取り込むプランニングと併せ、文京低層住宅街としての地域の品格を継承する、居住環境の向上と地域との調和を目指した住宅です。
主な特徴
●ライトコートを通して光や風を取り込み、居住環境を向上させる新たな内廊下設計手法
●三面接道の開放感を各住戸に取り込む、ダイレクトウインドウ・ワイドスパンによるプランニング
●静寂で落ち着きのある文京茗荷谷の低層住宅街の品格を継承する、共存・調和をめざしたデザイン構成
企画・開発の背景
内廊下設計は、プライバシー性やセキュリティ性の高さにメリットがある反面、片面採光となることから、採光の確保や室内に風を通すといった、住宅にとって必要な居住環境を満たすことに課題があります。
本件では、ライトコートを各住戸に面して設置する事で、内廊下設計のもつメリットと、通常の内廊下型の設計では得られない良好な居住環境を両立させる新たな設計手法を試みました。
また、計画地である文京エリアは古くは武家屋敷が建ち並び、文豪が愛した閑静な環境が継承された、静寂で落ち着きある雰囲気が感じられる低層住宅エリアです。こうした街並みの中に集合住宅を計画するにあたり、地域のもつ品格や都心における良好な住環境を継承し、地域の新たな指標となる住宅を計画したいと考えました。
審査委員の評価
面積効率やセキュリティ確保に優れた内廊下形式は、集合住宅設計の定石といえる計画手法であるが、居住者たちが出会いやすく、コミュニティ醸成のポテンシャルを最も高く有する廊下そのものが薄暗く空気の淀んだ不快な環境となりやすい点や、各住戸ユニットが片面採光・通風となるため居住環境面でのデメリットも大きい。この計画では中廊下に面してライトコートを複数箇所設けることで、中廊下そのものの環境の向上と、中廊下が通風の環境インフラとして機能することで、各住戸ユニットの豊かな自然通風を実現し、生活の質を高めている。他の案件へも応用可能な普遍性の高い設計手法であり評価した。
物件概要
  • 物件名
    ライオンズ文京茗荷谷(分譲済)
  • 所在地
    東京都文京区大塚四丁目14番7
  • 交通
    東京メトロ丸の内線「新大塚」駅より徒歩9分、「茗荷谷」駅より徒歩10分
  • 地域・地区
    第一種中高層住居専用地域、第2種高度地区、準防火地域
  • 建蔽率
    70%
  • 容積率
    200%
  • 敷地面積
    832.11m2(登記記録)
  • 建築確認対象
    敷地面積
    832.11m2(実測)
  • 建築面積
    581.96m2
  • 建築延面積
    2,233.16m2
  • 構造・規模
    鉄筋コンクリート造、地下1階・地上5階建て、陸屋根、一部勾配屋根、共同住宅
  • 総戸数
    22戸
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