マンション購入のためのお金の話
住宅を購入するときには、住宅価格のほかにもさまざまな費用がかかります。この章では、自己資金の目安や諸経費の種類、住宅ローンの借入額を検討する際の考え方、親からの援助の受け方など、資金計画の基本的な立て方をご紹介します。
マンション購入のためのお金の話
- 1.ライフプランを基に、いくらの家を買うか。
- 2.住宅ローンと頭金
- 3.押さえておきたい、住宅ローンの金利タイプ
- 4.マンション購入にかかる諸経費について
- 5.共働き夫婦ならワンランク上のマンションも?
5.共働き夫婦ならワンランク上のマンションも?
「もうワンランク上の住まい選びにこだわりたい!」
そんなときは、夫婦の収入を合算して融資を受けることができます。また、ひとつのマンションを購入するのに、夫婦がそれぞれ別々の住宅ローンを組むことも可能です。
「ライフプランを基に、いくらの家を買うか。」でも触れましたが、金融機関は、融資する金額に収入基準を設けています。
年収 | 400万円 未満 |
400万円 以上 |
---|---|---|
返済 負担率 |
30% | 35% |
夫婦の収入を合算して住宅ローンを借りる
夫婦双方に安定した収入がある場合には、「夫婦の収入を合わせた世帯収入」から返済することも可能です。
夫婦の収入を合算すると、金融機関が住宅ローンの審査をする時の「年収」がアップするため、それだけたくさんのお金を借りられます。
夫婦が別々に住宅ローンを組む
夫婦共働きでどちらも安定した収入がある場合、別々にローンを組んでそれぞれがそれぞれの責任で返済する形態をとることもできます。
たとえば、借入金の総額が5,000万円のとき、夫婦で2,500万円ずつに分割し、住宅ローンを組みます。
別々にローンを組むときのメリット
- 住宅ローン減税制度が夫婦それぞれ利用できる
- 夫婦ともにそれぞれの住宅ローンについて、団体信用生命保険に加入できる
別々にローンを組むときのデメリット
- ローン契約が2本になるので、融資手数料、印紙税などの費用負担が増える
- 配偶者が返済途中で仕事を辞めることになった場合、返済が滞る可能性がある
収入合算をしてローンを組む場合も、夫婦別々でローンを組む場合も、配偶者が長い間働き続けることが前提です。近い将来、退職する可能性があるのであれば、配偶者の収入をあてにせずにローンを組むことが望ましいでしょう。
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