徹底比較!気になる住まいの選択肢
そろそろマイホームが欲しいけど、このまま賃貸暮らしのほうがいいのか?
マンションにしようか?それとも一戸建てか?
新築は素敵で魅力的だけど、中古の方が実際のお部屋を確認しやすいし・・・。
住宅購入の際の悩みや迷い、不安は尽きないものです。
それらを払拭するためには、まず、老後の生活まで見据えた家族のライフプラン、生活設計をしてみることが役に立ちます。
将来のライフイベントを見える形にし、それらにいくらかかるかをある程度見積もっておけば、マイホームにどのくらいの予算をかけてもいいかが見えてきます。いまも満足、将来も安心のマイホーム購入ができるよう、この章では、ライフプランの基本的な考え方からご紹介していきます。
- 1.どんな家を買う?のその前に。将来設計を考える。
- 2.持ち家or賃貸
- 3.マンションor一戸建て
- 4.新築or中古
1.どんな家を買う?のその前に。将来設計を考える。
人生の3大資金は、「教育資金」「老後資金」「住宅資金」です。なかでも住宅は、「人生最大の買い物」と言われています。
住宅の購入にあたってさまざまな不安が頭をもたげる理由は、「住宅ローンの返済に追われて子どもの教育資金や自分たち夫婦の老後資金が不足するのでは?」と考えるからでしょう。
そうした漠然とした不安を解消して安心を手に入れるためには、「教育費は実際にはいくらかかりそうか?」、「老後の生活費はどれくらい必要か?」を自分の家計にあてはめて確認してみることが有効です。「教育資金」と「老後資金」がある程度わかると、「住宅資金」の輪郭が見えてきます。
そのプロセスの中で、将来の収入面、支出面で、主に次のことを確認します。
収入面
- 年収は今後どうなりそうか?
- ボーナスは安定しているか?
- 配偶者は働き続けるか?または、働きはじめるか?
- いつまで働くか?
- 退職金はいくらくらい期待できそうか?
- 公的年金はいつから、いくらくらい期待できそうか?
- 企業年金はいつからいつまで、いくらくらい期待できそうか?
- 定年から年金受給が始まるまでの60歳代前半をどう過ごすか?
- 親からの贈与や相続で住宅資金をもらえそうか?
支出面
- 子どもの教育費がいつごろ、どのくらいかかるか?
(公立学校中心で考えるか?私立学校中心で考えるか?) - 子どもが独立するのは親が何歳のときか?
- 夫婦の老後の生活費はいくらくらい必要か?
- 高齢期の医療費や介護費用の備えは大丈夫か?
- 家計を見直して節約することはできないか?
家計を運営していく上での基本は、
毎年の収入-毎年かかる支出>0 です。
子どもの大学入学費用や結婚支援金、車の購入費などのように、特定の年にだけ発生する支出のうち、あらかじめ想定できる資金は、年月をかけて計画的に準備します。さらに、老後に向けての準備も少しずつコツコツとすすめる必要があります。
住宅ローンの返済を含めてこのことが実現できれば、将来も安心のマイホーム暮らしができるはずです。
老後も賃貸住宅に住みながら家賃を払い続ける場合と、マイホームを手に入れて一定期間で住宅ローンの返済を終える場合との比較も行い、リタイア後の収入と支出のバランスを確認することも必要です。