購入後の意外な落とし穴!?管理費・修繕費と駐車場
マンションを購入すると入居後にかかる費用として、住宅ローンとは別に管理費や修繕積立金があります。それらの費用の役割と目的などを解説しています。
マンション管理に関する役割を知って、間違いのない購入計画を立てましょう。
購入後の意外な落とし穴!?管理費・修繕費と駐車場
- 1.マンション購入後にかかる管理費・修繕費
- 2.マンションの駐車場 タイプと特徴
2.マンションの駐車場 タイプと特徴
分譲マンションでは、基本的には毎月の駐車場使用料が必要となる物件がほとんどです。
通常、駐車場使用料は、1階庭付き住戸の『専用庭使用料』やルーフバルコニー付き住戸の『ルーフバルコニー使用料』と同様に、使用料として扱われます。
その使用料は、管理組合に帰属し、その内訳として、管理費と修繕積立金の一部となっているケースが一般的です。
なお、分譲マンションにおける駐車場の形態としては以下のようなものがあります。
マンションの駐車場 タイプと特徴
主な 駐車場種類 |
特徴 |
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平置き式 駐車場 (平地式 駐車場) |
敷地内に白線を引き、駐車場をつくるタイプ。 メリット:維持管理コストが比較的安い。 デメリット:ある程度広い敷地が必要。 |
自走式 駐車場 |
平置き式駐車場を何層かに積み上げた形状の駐車場で、総戸数の多い物件で採用されるケースが多い。 メリット:構造によっては何百台という台数にも対応でき、維持管理は比較的安い。 デメリット:ある程度広い敷地が必要。 |
機械式 駐車場/ タワー パーキング |
空間(上空ないしは地下)を利用し、狭い駐車場スペースでもより多くの車を停めることができる。都心部や街中のマンションに多い。 メリット:駐車場敷地の省スペース化が実現できる。 デメリット:出入庫に時間がかかる。維持管理コストが割高。 |
安い駐車場の維費と管理
駐車場使用料が例えば、0円や数百円という場合、徴収する駐車料金だけでは維持管理が十分にできなくなる可能性があります。特に、駐車場が地下に設置される場合や機械式の場合、かなりの維持管理コストがかかるのが一般的です。こうした費用が不足すれば、その分の費用を管理費や修繕積立金から捻出せざるを得なくなります。
例えば、駐車場の維持管理を通常の管理費から賄っているとすれば、当然ながら、普段徴収される管理費を上げる必要が出てきます。
立地・駐車場形態・長期修繕計画の3つを鑑みて、駐車場使用料が適正かどうかを分析した上で、目先の安さや宣伝広告に惑わされず冷静に判断することが必要といえるでしょう。
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