GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン賞受賞
2007年/
建築・環境デザイン部門
ザ・ライオンズ池田
コンセプト
「居住者や地域の方の五感に響く緑水空間」をテーマに、敷地には既存樹木を可能な限り配し、地域にも開かれた散策路や広場のある地域共生型集合住宅の計画
「ザ・ライオンズ池田」は大阪教育大学・池田分校のキャンパス跡地(約3万6,000㎡)を開発したもので、大学のアプローチだったイチョウとヒマラヤスギの並木道をそのままの雰囲気で残した提供公園(約1,100 ㎡)を手始めに、「五感に響く緑水空間」をテーマとした従来とは異なるデザイン手法をとりました。
「せせらぎの路」や「緑彩の水辺」に面したテラスは、地盤のレベル差や植栽・水、防犯センサーを柵の変わりとし、テラスの手摺は可能な限り低く開放性を高くしました。また、地域住民や多世代の人々が集うことができる施設(保育ステーションやクリニックセンター、ミニ店舗等)を緑地や水辺、広場と融合させ、オープンなランドスケープ計画とすることで、地域交流、世代交流を誘発させることができ、地域に開かれた新しいコミュニティーの形成を提案しました。
「せせらぎの路」や「緑彩の水辺」に面したテラスは、地盤のレベル差や植栽・水、防犯センサーを柵の変わりとし、テラスの手摺は可能な限り低く開放性を高くしました。また、地域住民や多世代の人々が集うことができる施設(保育ステーションやクリニックセンター、ミニ店舗等)を緑地や水辺、広場と融合させ、オープンなランドスケープ計画とすることで、地域交流、世代交流を誘発させることができ、地域に開かれた新しいコミュニティーの形成を提案しました。
審査委員の評価
なによりも緑の多い大学分校跡地の立地という条件に恵まれた環境である。凝った作庭でなく、既存の樹木を一部移植しながら、もとの並木や自然な木々の豊かさ、敷地の緩やかな高低差を利用した親水緑道は現風景を感じさせながらみごとに新しいランドスケープへと継承させている。車庫の配置や導線などへの配慮もよくデザインされている。周辺に開かれたオープンスペースの中を様々な世代の子供達が闊達に遊んでいる姿が印象的である。
物件概要
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物件名ザ・ライオンズ池田(分譲済)
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所在地大阪府池田市城南3丁目1番15号
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総戸数680戸
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敷地面積35,608.82㎡
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開発区域面積36,710.13㎡(提供公園面積1,101.31㎡を含む)
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建築面積14,531.56㎡
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建築延面積78,793.70㎡
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着工日2005年5月20日
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竣工日2007年3月29日
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構造・規模鉄筋コンクリート造、全12棟・地上2~15階建て
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設計・監理株式会社東畑建築事務所・株式会社日建ハウジングシステム設計共同企業体
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施工大末建築株式会社
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事業主・売主株式会社大京