GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン賞受賞
2018年/
住宅設備部門
AI INFO(エーアイ インフォ)
全体概要
現在、居住者と管理会社の接点の多くは「掲示板」と「管理員」である。この「掲示板」には、管理員による掲示の手間や情報提供までのタイムラグ、閲覧率の低さといった課題が存在していた。また居住者のライフスタイルの多様化により、「管理員」に会えない状況も増えている。そこで、従来の「掲示板」を刷新し、AIによる音声対話機能を組み合わせた共用部分設置のサイネージ【AI INFO】として進化させ、スマートフォンでも利用可能とします。
審査委員の評価
マンションの共有部の掲示板はわかりづらいことが多いが、それをまとめてデザインすることができたり、自分が掲示する際にはマンションの居住者に情報を提供できるサービスの提案が素晴らしい試みである。マンション内のコミュニティ形成にも一役買いそうで、今後このAI管理人が新しいコミュニティを生み出すことを期待したい。
企画・開発の背景
人々のライフスタイルは時代と共に変化しているのに、いまだに変わらない管理会社と居住者の接点(限られた管理員の勤務時間・紙の掲示板による一方的な情報伝達)に対する解決策として、急速に発展を遂げるAI・ICT等の先進技術を管理業務に活用することに着目しました。そして、「管理会社と居住者の接点≒ホスピタリティ」をさらに強化するべく、【AI INFO】を開発するに至りました。
目指したこと
【AI INFO】を媒介として、いつでも・どこでも・全ての居住者と管理会社を強く結びつけるインタラクティブなコミュニケーションを可能にし、スマートフォンからのサービス提供も可能とする事で、居住者ひとりひとりの日々の生活に根差した「居住者目線のサービス」の提供を目指しました。