宅配便サービスが急成長を遂げた背景には、国内のEC市場規模の拡大があります。しかし、宅配便サービス市場が拡大を続ける一方で、問題点もでてきました。
物流事業者の現場は、増加する荷物に運び手の数が追い付かず、人材不足によりパンク状態。改善は待ったなしの状況で、その削減を目指す動きが進んでいました。
解決方法の一つとして注目されているのが宅配ボックスです。受取人が不在でも荷物の受け渡しができるため、利用者側にも物流業者側にも非常に便利なサービスで、主にマンションを中心に普及しています。しかし、この宅配ボックスも荷物の増加に追い付かず「満杯で利用することができない」という不満がマンション居住者から上がっていました。
私たちはサービスの提供側として、日本の社会問題ともいえる物流の課題を解決するためには、今までにない機能をもつ新しい宅配ボックスが必要だと感じていました。
全国80%をカバーする
大手三社※1でボックスを同時利用
※1 ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便
「ライオンズマイボックス」は、従来のものに比べ、効率的な荷物の受け取りができるようになりました。一戸あたりの確保スペースは、現在の宅配便の利用頻度やネット通販における宅配物の標準的なサイズを参考に、利用者の利便性を考慮して設計しました。また、一戸あたりのスペースに収まらない大きい荷物には、別途設置される従来型の全戸共有の宅配ボックスで対応することができます。
住戸キーにてボックスを開錠。各邸玄関の横に設置する専用の宅配ボックス。主要宅配の受け取りのほか、置き配スペースも確保し、玄関横で快適に荷物を受け取れる。
避難経路である共用廊下などに
置き配された荷物があることで、非常時に住民の避難を妨げる可能性がある。
管理規約などで、共用部分の置き配も含め、私物を放置することは禁止されている場合も多い。
また、共用廊下に置き配を長時間放置することによる、盗難発生の懸念もあり。
置き配用スペースにより荷物が非常時に住民の
避難を妨げることを防止。万が一の避難時の通路を確保。
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