1. トップページ
  2. お役立ちコラム
  3. くらしのレシピ
  4. 【くらしとインテリア】 テーブルを華やかにするコーディネートのテクニック
Recipe 2 くらしとインテリア

テーブルを華やかにするコーディネートのテクニック

Image photo

家族の誕生日や結婚記念日など特別な日には食卓もちょっとおしゃれな雰囲気にコーディネートしたいですね。お客さまを招いてのホームパーティーテーブルを素敵に飾りたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は食事やパーティーがもっと楽しくなるテーブルコーディネートのテクニックをまとめてみました。和洋の器の基本、コーディネートのテーマの決め方、お皿やグラスといったアイテムの選び方などをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは、洋食と和食それぞれのセッティングの基本を覚えましょう。

ホームパーティーのテーブルコーディネート

友人や親族を招いて開くホームパーティーは、マナーやルールに縛られすぎず、集まった人たちが楽しい時間を過ごせるようにしたいものです。コース料理のように少しずつ料理を提供するとホストが頻繁に席を立ってしまうので、近年は大皿をメインにしたパーティーが主流です。
大皿料理をメインにしたホームパーティーの場合、どのような器を準備するとよいでしょうか。

洋風の食事の場合

image photo

大皿料理の器といえば、丸や四角のものが基本ですが、一枚オーバル(楕円形)の大皿があると、それだけでお洒落な雰囲気になるので便利です。また、季節やテーマに沿ってお皿の素材を変えてみると雰囲気が出ます。暖かい雰囲気にしたいなら木の器、涼しさを感じてほしいパーティーならガラスの器をメインにするなど、素材もいくつかそろえておくと、幅が広がります。

取り皿がシンプルな白いお皿の場合には、ランチョンマットなどの布を敷くだけでパーティー仕様になります。また、レストランのようなフォーマルな食事ではカトラリーを何組か並べて料理ごとに使い分けるルールがありますが、ホームパーティーならナイフやフォークはひと組だけでよいでしょう。

和風の食事の場合


image photo

和風の大皿料理の場合には、染め付けの焼き物などの大皿があるとインパクト大。料理が渋い色合いになる場合には、鮮やかなアクセントの色が入っているお皿を使うとメリハリが出ます。

普段はしまい込みがちな漆の器などがあれば、取り皿や汁物の器として使うとパーティーらしい上品な雰囲気が演出できます。箸置きなどの小物で季節を表現するなど、遊びの要素を入れるのもおすすめです。

また、汁物とご飯茶碗がある場合には、ご飯を左、汁物を右に置くことを忘れないようにしましょう。

カジュアルな集まりの場合

持ち寄りパーティーなどの場合、ついついテイクアウトの器のままテーブルに出してしまいがちですが、お皿に移し替えるだけで雰囲気がワンランクアップします。料理が多い場合には、平たい大皿に複数の料理をバランスよく盛り付けてみましょう。

コーディネートのテーマを決める

image photo

コーディネートを決めるのは器選びだけではありません。飾り付けやテーブルに置く小物でも、食卓は魅力的になります。
クリスマス、ハロウィン、お正月などはイベントそのものがテーマになるのでコーディネートも考えやすいですね。一方で誕生日、卒業・入学祝い、結婚記念日、ホームパーティーなどは難しいかもしれません。そこで次の2つのテーマで考えてみることをおすすめします。

  • 季節をテーマにする
  • カラーをテーマにする

子どもの卒業・入学祝いなら春をテーマにして桜の花びらをデザインしたお皿を使ってみる、秋の結婚記念日ならば実際の紅葉をテーブルに飾り付けてみるなど、季節をテーマにすればいろいろとアイデアが湧いてきそうですね。また、ワインを楽しむ会ならワイン色のナプキンや花を飾るなど、テーマに合わせたカラーをポイントにしても素敵です。ただし、あまり過剰になって、本来の目的の「食事を楽しむ」ことが二の次にならないよう注意しましょう。

テーブルを華やかにする配色テクニック


image photo

色をテーマにしたテーブルコーディネートでは、メインとなる色を決めるとスムーズです。季節に合わせる場合、例えば春は淡いピンクなどのパステル調、夏は青系統のクールカラー、秋なら茶系を中心にしたアースカラー、冬は暖かみのある赤や黄色系統のウォームカラーなどをメインにすると雰囲気が出ます。

メインカラーでお皿の色を統一したり、テーブルクロスの色にしたりするとまとまりが出やすくなります。またイベントの場合には、クリスマスならば赤や緑、ハロウィンならオレンジ系をテーマカラーにするとよいでしょう。季節やイベント以外なら、お部屋のインテリアの色とのマッチングでメインカラーを選ぶのもおすすめです。あとはアクセントになる反対色をナプキンや小物に使えば全体がおしゃれにまとまります。エスニック料理がメインになる場合には、華やかなピンクや赤など、はっきりした色をポイントにすると本格的な雰囲気になります。

小物を使ってさらに雰囲気アップ

テーブルコーディネートでは小物を効果的に使うのも大きなポイントです。
例えば、ソルト&ペッパーなど調味料類の容器、ナプキンリングなどは種類も豊富なので季節やイベントテーマに合わせたデザインのものを選んでみましょう。
花瓶に入った花などテーブルの中央に飾るものはセンターピースと呼ばれます。小さな花を一輪挿しに活けておくのも素敵ですね。
夜はキャンドルの光で空間を演出したり、照明を壁に当てたり、テーブルコーディネート以外に全体的な雰囲気づくりをすることも楽しさを演出するポイントです。

image photo

あると便利なアイテムの選び方

テーブルコーディネートで特に大切な4つのアイテムについて、選び方とその注意点を紹介します。

あると便利なお皿

お皿は用途に応じて大きさが違うので、選ぶ前にどのような種類のお皿があるのかを知っておきましょう。

木製のカッティングボード

チーズやハムなどのおつまみを盛り付けるとこなれた雰囲気に。小さなおにぎりなど、和の料理を載せても意外としっくりきます。

ボウル・鉢

サラダなど水気がある料理を盛り付ける場合には、少し深さのある大皿が必要です。深さがあると、調味料などと和える時に使ったものをそのまま食卓に出せるので便利です。

小皿

パーティーには軽くつまめる料理も必要です。そんな時に活躍するのが、豆皿などの小さな器。いろいろな色や柄のものをそろえておいて、ゲストに好きなものを選んでもらうのもいいですね。そばちょこや酒器を豆皿がわりにしてもよいでしょう。

スープ皿(直径20cm前後)

深さのある皿で汁気の多い料理を取り分けるのに活躍します。パスタや麺料理の取り皿としても活躍。

新しくお皿をそろえる場合、定番の白やベージュも便利ですが、おすすめはライトグレー。カジュアルな中にも洗練された雰囲気を演出することができます。
丸や正方形だけでなく、楕円や長方形など種類を持っておくと便利ですよ。
また和食の場合には、えんじ色や濃い紫など、粋なイメージの色合いを差し色に使うのも素敵です。

使い回しのきくワイングラスから

image photo

ゲスト分のグラスには、まずは使い回しがきくワイングラスをそろえるといいでしょう。水やソフトドリンク用としても使えますし、アイスクリームやオードブルなどを入れてみるのもおすすめです。
大皿料理を取る時などにワイングラスを倒しやすいので、背の高いものよりも、安定感のあるものがおすすめです。

グラスには、ワイングラス、シャンパングラス、そして、ビールなどを飲む時に使われるゴブレットなどたくさんの種類があります。形や高さの違ういろいろなグラスがあると、テーブルに並んだ時に立体感が生まれて、楽しい食卓になります。

テーブルリネン選びはまず「色」から

テーブルリネンとは、テーブルクロスやテーブルマット(ランチョンマット)、ナプキンなど食卓で使う布の総称です。リネンを使うこと自体が一番簡単にできるテーブルコーディネートだともいえます。

テーブルリネンを選ぶ時には「配色のテクニック」でも紹介したように色の選択が1番大事です。テーブルリネンは食卓の面積の多くを占めるので、テーブルコーディネートの全体の印象を決める大切な役割を果たすからです。コーディネートが失敗しないコツは、リネンと器を同系色でそろえることです。色をたくさん使いたい場合には、柄の中にある色をセレクトするとまとまりが出ます。アクセントカラーを使うなら、メインの面積を大きく、アクセントの面積は小さくするとよいでしょう。主なテーブルリネンについてここで簡単に説明します。

テーブルクロス

テーブル全体を覆う大きな布で、天板から20~30cm垂れる大きさのものを使用します。

アンダークロス

テーブルクロスが滑らないようにその下に敷きます。ネルのアンダークロスを敷いた上にテーブルクロスを敷いて手で整えると、アイロンをかけなくてもシワがきれいになるのでおすすめです。

テーブルマット

テーブルクロスのようにテーブル全体を覆うのではなく一人一人の料理のためのクロスです。45cm×32cmが一般的な大きさです。

テーブルランナー

image photo

テーブル中央を横断するように敷く幅30cmほどの布です。木のテーブルなどの素材感を生かしたい場合はセンタークロスを使うとアクセントになリます。リサイクルショップで買える帯などをテーブルランナーがわりに活用するのもおすすめです。

ナプキン

食事の際に服が汚れるのを防いだり、食後に口の周りを拭いたりするためのクロスです。お洒落に折ってお皿の上に置けば食卓のアクセントになります。

テーブルクロスを使う場合はテーブルマットを敷かないこともあると思いますが、ご家庭では正式な形にこだわることもないでしょう。木のテーブルなどその素材感を生かしたい場合はテーブルランナーを使うとアクセントになって効果的です。

ストール

「そんなにたくさんクロスを持っていない!」という場合におすすめなのがストールを活用することです。テーブルクロスよりも安価で可愛いものが見つかるので、選択肢がぐんと広がりますよ。

カトラリーは食器との相性で選びましょう

カトラリーは、デザインも豊富で手軽な価格のものから高価なものまで種類はいろいろです。カトラリー選びでは食器やグラスとの統一感を大切にしてください。シンプルなタイプを選べばコーディネートもしやすくなります。

最後にモデルルームでのアイデアをご紹介します。

テーブルコーディネート

image photo

色を主張しないグレーでそろえたお皿やランチョンマットが、中央に飾られた花をぐっと引き立てています。


image photo

木の質感を生かしたテーブルの上に置くカトラリーとナプキンリングは、ゴールドでそろえてあり、シンプルでありながらほどよくゴージャスな雰囲気のテーブルコーディネートです。

image photo

センターピースとして置かれたキャンドルや背の高いワイングラスが立体感を演出しています。記念日にはこんなテーブルコーディネートもいいですね。

テーブルコーディネートは基本的なルールさえ知っておけば、あとはそれほど難しく考える必要はありません。まずはリネンを1つプラスしてみることから始めてもいいのではないでしょうか。いろいろ工夫しているうちにどんどん楽しくなってきますよ。

食卓が変われば、料理もさらにおいしくなり、お祝いの気分も高まります。このコラムを参考にぜひいろいろと試してみてくださいね。

物件の検索はこちら
Top