1. トップページ
  2. お役立ちコラム
  3. くらしのレシピ
  4. 【くらしとインテリア】 ダイニングテーブルのサイズ選びと基礎知識
Recipe 2 くらしとインテリア

ダイニングテーブルのサイズ選びと基礎知識

Image photo

ダイニングの中でメインの家具であるダイニングテーブル。ダイニングテーブルを買うときに考慮すべきことはさまざまありますが、最も大切なのはやはりサイズではないでしょうか。ダイニングテーブルは頻繁に買い換えるものではないため、選ぶときにも慎重になりますよね。
そこで今回はダイニングテーブルのサイズの決め方と選び方を説明します。ダイニングテーブルのサイズは、「一人分に必要なスペース×家族の人数」がベースになります。そこから家族構成やテーブルの使い方に応じてサイズを決めていきましょう。サイズのほかにもダイニングテーブルのオススメの材質や塗装、ダイニングテーブルとセットで揃えるイスのタイプや高さの選び方を合わせて紹介していきます。

ダイニングテーブルに必要なスペースとは

ダイニングテーブルを置く場合、テーブルそのものを置くスペースに加え、ダイニングテーブルを使用していてもテーブルの周りをスムーズに通れるスペースが必要になります。
ここではダイニングテーブルのサイズを選ぶときに基準となるスペースについて説明します。

食事をする際に必要な一人分のスペース

ダイニングテーブルで食事をする際に1人が必要とするスペースは、一般的に「幅60cm×奥行き40cm」といわれています。これを基準に、使用する人数や使い方を考慮してテーブルの大きさを決めましょう。

ダイニングテーブル周りの必要なスペース

ダイニングテーブルを快適に使うには、テーブルだけでなくその周りのスペースも考慮しなければなりません。テーブルの周りのスペースが狭すぎると、立つ・座るといった動作がしづらくなったり、テーブルのそばを人が通りづらくなったりします。快適なダイニングを作るために必要なスペースは以下を目安にしてください。

  • イスに座ったとき:テーブルからおよそ50cm
  • イスを引いて立ち上がるとき:テーブルからおよそ60cm
  • イスに座っている人の後ろを人が通るとき:60~90cm

快適に過ごすために必要なダイニングスペース

ダイニングテーブルを選ぶ際には、テーブルのサイズ・ダイニングエリアの広さに加えて生活動線(普段の生活で部屋の中を移動する経路)を考慮しましょう。

快適サイズの選び方 <一人暮らしの場合>

ここからは、家族構成別におすすめのダイニングテーブルのサイズをご紹介します。まずは、一人暮らしの部屋で使うダイニングテーブルのサイズについて説明します。

一人暮らしにオススメのダイニングテーブルのサイズ

前の章で紹介したベースとなる1人分のスペースは幅60cm×奥行き40cmですが、オススメするサイズはそれより一回り大きい70cm×45cmです。

一人暮らしの使い方別ダイニングテーブルサイズと形

少し広めの部屋であれば、以下の3つのタイプのダイニングテーブルもオススメです。

  • 食事専用で使う場合:70cm正方形テーブル
    二人で食事をする場合にも対応できるサイズです。たまに来客がある場合はこのサイズがオススメです。

  • 食事兼仕事用、来客にも対応したい場合:90cm正方形テーブル
    一人で食事をするだけでなく、仕事をする作業スペースとの兼用を考えてテーブルを選ぶ場合は90cm角サイズが適しています。来客があって一緒に食事をする場合も四人まで同時に座って食べられるサイズです。

  • 来客は多くてもダイニングスペースにあまり余裕がない場合:80~90cm 正方形の伸長式テーブル
    80cm~90cmの正方形テーブルで、幅を伸ばすことができるタイプのテーブルがオススメです。普段は小さなサイズで使い、必要なときだけテーブルを拡張できます。

快適サイズの選び方 <夫婦二人の場合>

夫婦二人がダイニングテーブルに座って快適に食事ができるサイズについて説明します。

夫婦二人が食事する場合にオススメのダイニングテーブルのサイズ

二人が向かい合って座る場合、ダイニングテーブルのサイズは、幅60cm×奥行き80cmが最低限必要です。ただ、奥行きの方が長いと見た目のバランスが悪いので、80cmの正方形が最小のオススメサイズです。

夫婦二人の使い方別ダイニングテーブルサイズと形

  • 夫婦二人での食事をメインに使う場合:80cm正方形テーブル
    二人で食事するのに少し余裕があるサイズです。来客が多い場合は、サイズを変えることができる伸長式テーブルもオススメです。

  • 仕事や家事スペースにダイニングテーブルを使う場合:120cm長方形テーブル
    食事だけでなく仕事や家事の場としてダイニングテーブルを使用する場合は、幅120cm×奥行き80cmの長方形のテーブルをオススメします。四人で食事をすることもできるサイズなので、来客がよくあるご家庭にも向いています。また、将来家族が増えることを想定して選ぶ場合にもオススメのサイズです。

快適サイズの選び方 <四人家族の場合>

写真:ライオンズ嵯峨天龍寺若宮 東の邸・西の邸 モデルルーム(分譲済み)

家族四人がダイニングテーブルに座って快適に食事ができるサイズについて説明します。

四人で食事をする場合にオススメのダイニングテーブルのサイズ

四人でダイニングテーブルを利用する場合、幅120cm×奥行き80cm以上のサイズが必要です。

四人家族の使い方別ダイニングテーブルサイズと形

  • 主に食事をすることに使う場合:135cm長方形テーブル
    最低限のサイズは幅120cmですが、お子さんが大きいと少し小さく感じるかもしれません。大学生や高校生のお子さんをお持ちのご家庭には幅135cm×奥行き80cmがオススメのサイズです。

  • 食事兼仕事用、来客にも対応したい場合:150cm長方形テーブル
    横幅が150cmあるテーブルなら、四人でもゆったり使えます。仕事や家事に使う場合や、来客があるときでも対応できるサイズです

快適サイズの選び方 <五人家族の場合>

五人家族の場合では、大きなサイズのダイニングテーブルが必要になります。家族五人がダイニングテーブルに座って快適に食事ができるサイズについて説明します。

五人で食事をする場合にオススメのダイニングテーブルのサイズ

五人がダイニングテーブルを利用する最低限のサイズは、横に三人並ぶ場合は幅180cm×奥行き80cmで、短辺に一人座って利用する場合は、幅150cm×奥行き80cmです。

五人家族の使い方別ダイニングテーブルサイズと形

  • 主に五人で食事をすることに使う場合:150cm長方形テーブル
    短辺も使ってダイニングテーブルを囲う形で五人が座るのに最適なサイズです。

  • 子供の勉強スペースにも活用する場合:180cm長方形テーブル
    幅が180cmあると食事だけでなく、家事の作業スペースや子供の勉強机代わりにも使えます。横に三人並んで食事をすることができるサイズなので、来客の際も短辺を使えば最大八名まで対応できます。

  • 既製のダイニングテーブルではちょうどよいサイズがない場合:オーダーメイド
    既製品は、上記の通り決まったサイズで作られているため、今のダイニングスペースを有効に活用したいときや、インテリアとの調和を図りたいときには、オーダーメイドもおすすめです。1cm単位で幅や奥行き、高さを指定して作ることができます。

ダイニングテーブルの材質や塗装について

ダイニングテーブルに使われる材質や塗装について紹介します。

天板の素材について

ここではダイニングテーブルに使われる代表的な天板の素材について紹介します。

  • 無垢材
    他の木と合わせることなく、天然の木をそのまま加工したものが無垢材です。天然木本来の質感があります。インテリアにこだわりがある方、自然の質感を楽しみたい方におすすめの素材です。

  • 突板(つきいた)
    芯となる木の板の表面に、他の木を薄くスライスしたものを張り付けたものが突板(つきいた)です。無垢材に比べて、反りや割れの心配が少なく、コストメリットもあります。

  • メラミン樹脂
    メラミン樹脂は、プラスチックの一種です。熱、水に強く、汚れが拭き取りやすく、お手入れがラクな素材です。手入れのしやすさを重視する方には、メラミン樹脂のテーブルがオススメです。

天板の塗装について

ここでは、無垢材や突板(つきいた)の素材に使われる主なテーブルの塗装を紹介します。ダイニングテーブルの塗装に迷った際には参考にしてみてください。

  • ウレタン塗装
    木の表面に塗料で膜を作ることで、木材を保護する塗装方法です。表面はつるつるしており、水を吸収しにくく、掃除しやすいのが特徴です。傷がつきにくいため、子供のいるご家庭向きです。

  • オイル塗装
    木にオイルをしみこませて保護する塗装方法です。表面に木の素材感が残り、自然な感じを楽しむことができます。

イスを選ぶときの注意点

イスにもさまざまな形状や大きさ、高さがあります。ここでは、ダイニングテーブル用のイスを選ぶときの注意点を紹介します。

テーブルとイスの高さの関係

一般的に、テーブルの高さからマイナス27~30cmが快適なイスの高さといわれています。ダイニングテーブルとセットで販売されているイスは予めテーブルに合った高さになっていますが、個別にイスを探す場合はテーブルとイスの高さを確認してから選ぶようにしましょう。

背もたれの高さについて

背もたれの高さは、ダイニングでの過ごし方を考えて選びましょう。
背もたれが低いイスは、室内の視界を遮ることがなく見た目がすっきりしますが、長時間座るには疲れやすいです。
一方で、背もたれが高いイスは長時間座るには適していますが、配膳や片付けがしにくい、見た目に圧迫感を与えるなどのデメリットがあります。

イスのタイプを選ぶポイント

イスのタイプを選ぶときに気をつけるポイントを紹介します。

  • ベンチタイプ
    背もたれがないベンチタイプは、見た目をスッキリさせたい場合にオススメです。ただし、背もたれがないタイプは長時間座るのには不向きです。ダイニングでの過ごし方を想像して選んでみてください。

  • 肘つきタイプ
    肘つきタイプのイスを購入する際は、事前にダイニングテーブルの高さを確認し、テーブルに収納できる高さのものを選びましょう。肘置きがあることで立つ・座るといった動作が楽になるので、子供やお年寄りのいるご家庭には特にオススメです。

  • 回転タイプ
    回転タイプのイスは引かずに回転させて使用します。そのため、ダイニングテーブルの脚に当たらずに回転させることができるかどうか事前に確認しておきましょう。二本脚のダイニングテーブルはコーナーに脚がないため、イスを回転したときに脚が当たりづらくオススメです。また、回転タイプには肘つきのイスが多いので、その場合はテーブルと肘置きの高さを確認しておきましょう。

今回はダイニングテーブルやダイニングセットを選ぶための基礎知識をご紹介しました。ダイニングテーブルはデザインだけでなく、生活導線、利用人数や使用目的などを考慮して選びましょう。
ダイニングテーブルは毎日使うものです。じっくり考えて、暮らし方にぴったり合ったダイニングテーブルを探してみてください。

物件の検索はこちら
Top