希望通りのマンションを見つけるためには、モデルルームの見学に行き、物件についてしっかり確認することが大切です。
ここでは「モデルルームを見学するときの流れ」「モデルルームをチェックするときのポイント」「持って行くと役に立つもの」など、ムダなく効率的に見学するためのポイントについて解説します。
目次
マンションのモデルルームを見学してどんな物件なのか確認しよう
マンションのモデルルームは、設備や間取りが実物大で再現されているため、間取り図やホームページよりも細かなところまで物件の仕様を確認でき、広さやそこでの生活もイメージしやすいといえます。
また、実際のマンションの建設予定地の近くに建てられることが多いので、見学に行くことで周辺環境も知ることができます。
マンションの購入を検討するときは、ホームページの情報だけでなく、実際にモデルルームを見学して、どんな物件か確認することをオススメします。
「マンションを買おうかな?」と思ったら、
モデルルームを見学して、どんな物件か確認してみましょう!
マンションのモデルルームを見学する前に知っておくとよいこと
それでは、実際にモデルルームを見学するには、どのようにしたらよいのでしょうか。ここでは、「予約をしたほうがよいか」や「見学にどれくらい時間がかかるか」など、モデルルームの見学に行く前に知っておきたいことについてまとめました。
じっくり見学したいときは、事前予約がオススメ
モデルルームは、必ずそのマンションを買おうと思っていなくても、見学することができます。
ただし、担当スタッフに質問したり、詳しい説明を聞いたりなど、じっくりモデルルームを見学したい場合は、事前予約しておくとスムーズに見学できるのでオススメです。また、ファイナンシャルプランナーの個別相談会や物件説明会等がモデルルームで開催されるときは、完全予約制になる場合もあります。
モデルルームの見学時間は2時間くらい見込んでおこう
物件により異なりますが、担当スタッフと一緒に見学する場合にかかる時間は、1時間半から2時間くらいを見込んでおきましょう。そこまで時間が取れない場合は、事前に担当スタッフに伝えておくとよいでしょう。
モデルルームの見学するときにあると役に立つもの
モデルルームを見学する際に、以下のものをもっていくと便利です。
メモ / 筆記用具
担当スタッフの説明や見学していて気になった点を忘れないようにメモしておきましょう。どのマンションがよいか家族で話し合うときにも役に立ちます。
カメラ
文章で説明しにくいことについては、写真を撮っておくと便利です。一緒に見学に行けない家族がいる場合は、雰囲気がわかるように写真を多めに撮っておきましょう。
メジャー
家具の搬入や置き場をイメージするのに、メジャーがあると便利です。ただし、モデルルームのサイズは、場合によっては実際の物件と異なる場合があります。正確な寸法は、新築マンションの場合、入居前に行われる内覧会で測るようにしましょう。
希望通りのマンションをみつけるためには見学予約をして、ある程度時間を割き、
モデルルームをじっくりと確認するのがオススメです。
マンションのモデルルームを見学するときの流れ
写真:ミリカ・ガーデン モデルルーム(分譲済み)
一般的に、マンションのモデルルームを見学するときは、以下の流れで行われることが多いです。
1.受付をする
ほとんどのモデルルームには受付があるので、そこで見学をしたいと伝えてください。予約をしている場合はその旨も伝えてください。モデルルームを案内する担当スタッフが挨拶に来て、受付用紙・アンケートを渡されるので、記入しましょう。
2.物件および周辺環境の説明
物件の大きさや設備などマンションの概要、マンションが建てられる場所、周辺環境について、担当スタッフが説明します。周辺環境や物件の模型などが用意されているので、距離感や大きさなど具体的にイメージすることができます。
3.マンションの設備・仕様の説明
マンションの設備・仕様について、担当スタッフからの説明があります。
例えば、ライオンズマンションのモデルルームでは、エコガラス体験コーナーなどが設置されており、お客様が実際に断熱性を体験できるようになっています。
関連記事:暮らしのなかに風の通り道を 「ライオンズパッシブデザイン」が高いセキュリティと心地よい住環境を実現
4.モデルルームの説明
実際に、モデルルームに入って部屋の間取り、設備などを確認することができます。担当スタッフが一通り説明してくれるので全ての部屋を見ることができますが、気になったところはご自身で自由に確認してみてください。
5.資金相談・販売スケジュールの案内
モデルルームを確認したあとに、希望する部屋のタイプ、階数に合わせて住宅ローンの支払シミュレーションをします。金利はいくらか、自己資金(頭金)はいくらか、何年でローンを返済するか、ボーナス払いのありなしなどがわかれば、月々の支払額を出すことができます。
関連記事:【マンション購入講座】分かりやすい、マンション購入のための資金計画
モデルルーム見学の一般的な流れを知っておきましょう
受付⇒物件および周辺環境説明⇒マンション設備・仕様説明⇒モデルルーム見学⇒資金相談・販売スケジュールの案内
マンションタイプ別モデルルーム見学のチェックポイント
「どんなマンションが住みやすいのか」は家族構成により変わってきます。ここでは、家族構成別に、モデルルーム見学の際は特に気をつけてほしいチェックポイントを整理しました。
マンションのタイプ | モデルルーム見学のチェックポイント |
---|---|
シングル・DINKS向きマンション | ・帰宅してから寝室で睡眠をとるまでの動線が動きやすくなっているか ・寝室だけでなく、洗面室などの収納にも十分なスペースがあるか ・オートロックや鍵付きエレベーターなど安全性に配慮されているか ・24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場などの暮らしをサポートする管理サービスがあるか |
DINKS向きマンション | ・お互いがひとりになれる空間があるか ・一緒に食事をとるダイニングに十分なスペースがあるか ・効率的に家事ができる動線があるか ・雨が降っても洗濯物が干せる浴室乾燥機など、家事の手間を減らす設備があるか |
ファミリー向きマンション | ・家族全員が一緒に食事できる広さのリビングスペースがあるか ・キッチンからリビングダイニング全体が見渡せるか ・子供が音をたてても迷惑にならないような、遮音性が確保された構造になっているか ・子供の自転車置き場やファミリーが乗ることが多いハイルーフ車対応の駐車場はあるか |
全てのタイプマンションに共通するチェックポイント
モデルルームは物件の近くに建てられることが多いので、見学するときには、最寄り駅から物件までの距離や、買い物の利便性なども同時にチェックしておきましょう。
また、モデルルーム見学のチェックポイントについては以下の記事でもご紹介しているのでご確認ください。
関連記事:「マンション購入の流れ」を知っておこう!
シングル・DINK・ファミリーなど家族構成により、住まいに必要な項目が変わってきます。あらかじめ自分(たち)の生活スタイルを確認してから、モデルルームを見学するとよいでしょう。
マンションモデルルームを見学したあとは家族と話し合おう
マンションのモデルルームを見学したあとには、ご家族と話し合っておきましょう。細かい点でも詳しく覚えているので、見学した当日に話し合いをするのがオススメです。説明のときに取ったメモや、写真、パンフレットなどの資料を整理しながら、良かった点や気になった点を話し合い、家族で共有しておきましょう。
モデルルームは一度だけでなく、何度でも行くことができます。気になる物件があれば、担当スタッフに連絡して再度見学してみましょう。
モデルルームを見学したら早速、良かった点、気になった点を
家族で話し合ってみましょう。
マンションモデルルーム見学のポイントまとめ
マンションは高価な買い物です。自分の希望通りのマンションを見付けられるように、ぜひモデルルームをじっくりと見学してみてください。
最後に見学のポイントについておさらいです。
- モデルルームを見学すれば、マンションでの暮らしを具体的にイメージすることができます。購入を検討する際は、まずモデルルームに足を運びましょう。
- 予約をし、ある程度時間を割いてモデルルームをじっくりと見学してみましょう。
- モデルルーム見学の一般的な流れは、受付⇒物件および周辺環境説明⇒マンション設備・仕様説明⇒モデルルーム見学⇒資金相談・販売スケジュールの案内
- 自分の生活スタイルを確認し、住まいに求めるもの整理してから、モデルルームを見学するとよいでしょう。
- モデルルームを見学したら早めに、良かった点や気になった点を家族で話し合ってみましょう。