コロナ禍の中、三密回避やソーシャルディスタンスの確保などを目的としてテレワークという新たな働き方が定着しました。会社員にとっては、通勤時間が短縮され自由時間が増加する、育児や介護などの時間を確保しやすくなるなどのメリットがあり、アフターコロナにおいても、テレワークが新しい労働スタイルとして定着していく可能性が高まっています。
このような状況下で、マンションの間取りにおいても、自宅で仕事をすることに配慮したものが求められるような動きがでてきたのです。
実際、お客さまからも「テレワークの環境がもっとよい物件に住み替えをしたい」という要望を聞かれるようになりました。
今回は、テレワークに対応したマンションの間取りの工夫について、ご説明したいと思います。
テレワークはコロナ対策で拡がった新たなワークスタイル
テレワーク自体は、「ワークライフバランスの実現」「人口減少時代における労働力の人口の確保」「地域の活性化などへの寄与」を目的として総務省や厚生労働省が従来から推奨していた働き方のひとつでした。それがコロナ禍をきっかけに多くの企業で導入され、一般的になったのです。
働き方が変わり、時間の使い方が変わり、ライフスタイルが変わり、企業も従業員もそのメリットを体感したことで、テレワークはこれからも続くと予想されています。
これまでは仕事を重視するか、趣味を重視するかのようなトレードオフの関係がありましたが、これからは仕事と趣味の“どちらも”大切にする、両立させる意識が強まるといわれています。
今まで考えられなかった新しい人生設計、仕事の選び方、住まいの選び方が生まれてきています。
テレワークに対応した大京の間取りの工夫
新しいワークスタイルに適した大京の間取りの工夫について一例をご紹介します。
●専有面積：52.52m2 バルコニー面積：5.46m2
●凡例／ 
通風 
採光 
床暖房
ここでは2LDKの居室を例にご案内します。
・家族と動線が被らないホームオフィスを意識した居室
ご家族がいる場合、リモート会議の際にカメラへの映り込みが気になりますね。例に挙げている居室の中にはそれに対応できる3つの環境があります。共働きでお二人ともテレワークの場合でも、お互いが視界に入りにくいレイアウトです。
＜1．キッチン＞
キッチン横のスペースを利用して台とコンセントを設置すれば、デスク代わりになり、椅子を置けばちょっとしたホームオフィスに。パソコンや周辺機器の電源確保の心配もありません。
＜2．リビング・ダイニング＞
部屋の片隅にもデスクを設置することが可能です。こちらも壁にコンセントがあるので便利に使えます。
＜3．洋室＞
もちろん洋室の1つをホームオフィスとして使うことも可能です。より集中したい場合にはこちらがおすすめです。
・先進のインターネット環境
大京ユニットの子会社である株式会社大京アステージ独自のインターネットサービス「ライオンズネット」を導入。
●インターネットサービスは、物件により異なります。
・引き戸を閉めることでリビングとの仕切りに
前述の洋室は、引き戸を閉めることができるので、ご家族の声が気になる場合にも安心です。仕事のON・OFFの切り替えもスムーズに。
●掲載の写真は、すべて参考写真です。
・コワーキングスペースをご用意
コワーキングスペースイメージ図
共用部分に、居住者が利用できる共用のコワーキングスペースを設置しています。
Wi-Fiやプリンターの使用が可能で、テレワークに適したスペースです。共働きや自宅にご家族がいて声が気になるといった場合の利用にもおすすめです。いつもと違う雰囲気で仕事をしたい場合にも使えますし、談話なども可能なので、気分転換やちょっとした休憩にも使うことができます。
多様化するライフスタイルに応える「WHITE CNAVAS SYSTEM」
ライオンズマンションが提案する多彩な間取りアレンジプランです。インテリアカラーから間取りまで、自由な発想でお好みのデザインに変更することができます。
ホームオフィスを意識した変更なら、例えば次のようなアレンジもおすすめです。
- リビングのクロスをリモート会議の際背景に映っても気にならない色に
- 壁に棚を設置して、書棚やデスクに
- 2つの洋室をつなげ、広めの空間に
●「WHITE CNAVAS SYTTEM」は一部対応していない物件があります。
●一部オプション仕様（有料）が含まれております。
●受付期間・内容等に制限があります。
新たな暮らし方で変わる住まいへのニーズと大京の取り組み
コロナ禍によって、私たちのライフスタイルは大きく変わりました。これに限らず私たちの周りではさまざまな出来事が起こり、それらに影響をうけ、暮らしも変わっていくでしょう。住宅は暮らしと密接につながり、切り離して考えることはできません。
新たな暮らし方が生まれるなら、それに対応した住宅を用意する。それが住宅を供給している大京の使命だと考え、お客さまのニーズに対応できるよう努めてまいります。
